スマート農業
スマート農業とは、
ロボット技術やICT技術・IPM技術を活用して、
省力化・精密化や高品質生産を実現する、
新しい農業のことです。
ICT・IPM技術とは?
ICT技術(情報通信技術)とは、
PCだけでなくスマートフォンやスマートスピーカーなど、
さまざまな形状のコンピュータを使った
情報処理や通信技術の総称を指します。
IPM技術とは、病害虫や雑草防除において、
農薬だけに頼るのではなく様々な防除技術を組み合わせ、
農作物の収量や品質に経済的な被害を抑えて
かつ人体や環境に配慮した防除を行うことです。
ストロベリーパークみふねICT・IPM技術のご紹介
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炭酸ガス(CO₂)防除
定植前に炭酸ガスを24時間晒すことでハダニの卵・幼虫・成虫を一斉に駆除することが可能です。定植前の苗に付着したハダニを殺虫するため、圃場への持ち込みを防ぐ効果が期待できます。
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UV-B(紫外線)照射防除
UV-B(紫外線)光を夜間の2~3時間照射することで、いちご苗の病害抵抗性遺伝子が活性化されます。結果、いちご・メロンの主要病害虫であるハダニの行動を抑制するほか、うどんこ病にも効果があります。農薬散布回数や防除に関する労力の削減にも繋がる優れものです。
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あぐりログ・アグリネット
ハウス内の温度・湿度・CO2濃度などの環境管理が可能で、モニターやスマートフォンからリアルタイムで監視することができます。 このうち、アグリネットは遠隔操作による制御が可能なのでビニールハウスに出向か なくても環境制御ができます。結果、急な災害や天候不順に素早く対応することが可能です。
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バンカーシート
いちご苗害虫の天敵であるミヤコカブリダニを放つことで捕食による防除が可能です。ミヤコカブリダニは強い光や紫外線光を速やかに避ける性質があるため、UV-B照射による悪影響の心配はありません。 UV-B照射とミヤコカブリダニを併用することで、葉が繁茂してUV-B光が当たらなくなった場所で天敵が捕食を行うため、効果がより増大します。
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次亜塩素酸水
食品添加物で構成されており、環境に優しく安心・安全です。
1.苗および栽培空間を除菌します。
2.使用回数に制限がなく、植物に残留する心配もありません。
3.使用用途に合わせて塩素濃度を調整することが可能です
ICT・IPM技術を取り入れることで減農薬および果実の高品質生産・省力化を達成することが可能となり、
結果的に消費者にも生産者にも優しい農業を展開することに繋がります。
今後、農業生産において食品安全・環境保全・労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取組であるGAP認証に向けた取り組みを進め、
ストロベリーパークみふねのさらなるスマート農業化を追求してまいります。